福島県の子ども食堂「げんき菜農園」閉店のお知らせ

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非常に残念なお知らせをしなければなりません。
げんき菜農園さんが閉店となります。
飲食セーフティーネットワークの代表藤井はるかさんよりご紹介いただき、実際に福島県へ行きお会いさせて頂いてから2年が経ちます。
とにかく料理が美味しいのと、オーナーである斎藤さんの「子どもたちを守りたい」という志とお人柄に惹かれ、福島へ行くと必ず寄らせて頂きました。

プロジェクトフードは、子どもたちに安心な食を届けたいとはじまったプロジェクト。
斎藤さんのこの取り組みこそ、応援しなければならないのではないかと「げんき菜農園」へ北海道のお米を届ける「ホワイトリンクプロジェクト」を立ち上げました。

私の元へは・・・
「余計なことするな」
「なぜ北海道のお米なんだ」
「福島のレストランなのだから県産のものを使うべきだ」
と、批判的なご意見を頂戴することもありました。

そのことを思うと、実際に福島県で行動されていた斎藤さんへは、どれほどの逆風があったのだろうと。
それでも、子どもたちのために笑顔を絶やさず頑張って来た斎藤さんでしたが、残念ながら「げんき菜農園」は閉店となります。

私は原発事故による自主避難の現場に関わってきました。
移住を決意する人、そこに残ることを決意する人・・・様々な現実を見てきました。
そのうえで、プロジェクトフードを立ち上げています。

それはどこの食品なら安心で、どこの食品が危険だという単純なものではありません。
震災後の人々がそうだったように、選択肢は与えられるべきだとの想いです。
農薬を気にする人がいるならばオーガニックの食材を選択することと同じ。

特に・・・避難することを心に決めたものの、直前に周囲の反対により残る人たちのことを思い出すのです。
それも避難を申し込まれて半分以上はそういう状況でした。

ならばせめて・・・

それだけに斎藤さんの「げんき菜農園」は、例え一部の人であっても「救い」だったに違いないと確信しています。

斎藤さんとは電話でもよく話をしました。
そのご苦労を知る一人として心から「お疲れ様でした。そしてありがとうございました。」とお伝えしたいと思います。

先日わざわざそのことを報告するために斎藤さんは青森県までいらっしゃいました。
私の住む十和田市の無農薬農家さん「ヤス子」さんが定期的に野菜を送ってくれていたので、ヤス子さんへもお礼がしたいとわざわざ十和田までいらしたのです。
ひとりでお店を切り盛りしていることから、なかなか野菜やお米の写真を撮って報告することができなくて・・・と、斎藤さんはヤス子さんの野菜を使った料理を、手作りの小さな冊子にして「これを渡したい」と。

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げんき菜農園を閉店した後は、宮城県でお店のオープンを予定してるそうです。
斎藤さんの、次の人生を個人としても応援したいと思います。

プロジェクトフード「ホワイトリンクプロジェクト」を通じ、「げんき菜農園」斎藤さんへ、ヤス子さんの野菜やお米だけでなく、北海道の方々、お米を寄付頂いた方々へ心よりお礼を申し上げます。
また、お店の状況から、十分な報告が出来なかったことを深くお詫び申し上げます。
どうか状況をご理解いただきますよう勝手ながらお願い申し上げます。

これからもプロジェクトフードは「わからないから最善を尽くす」考えに変わりはありません。
ホワイトリンクプロジェクトのAct2でも、福島県の子どもたちにお米を中心に食を届けます。
近日中にホワイトリンクプロジェクトのページにてご報告させて頂きます。